給与前払いの注意点とは

給与前払いシステムの導入を考えている会社も多いでしょうが、注意点もあります。

多くのケースではシステム構築や運営管理をアウトソーシングすることになるでしょうが、その際には多少なりとも費用がかかります。会社の負担は大きくはない場合がほとんどですが、その場合、アウトソーシング会社の収益モデルとしては、導入や運営管理にかかる費用を手数料という形で従業員に前払いされる給与から差し引くことがあります。

確かに、手数料が従業員の負担になるのであれば会社にとっての金銭的負担はありませんが、見方を変えると一種の借金のようにもなってしまうということが挙げられます。つまり、手数料という名目で金利をとって、本来の給料日よりも前に従業員にお金を貸し付けているだけではないかということです。

そして、この金利相当分を年率で計算すれば、それこそ闇金レベルの数字になっていることも珍しくありません。これでは、従業員のことを思って給与の前払いシステムを導入しているホワイトな会社というイメージ作りとは全くの正反対で、ブラック企業だという評判が広まりかねません。そういうことにならないよう、事前に費用や手数料などについて確認が必要です。なお、前払いというのはあくまで既労働分に対する支払いに限られ、これから働くことを条件にお金を先に貸すようなことは常識的な経営者であれば導入したいとは思わないでしょうし、実はこれは法律上も禁止されています。

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